⑧ 地上最強のカラテ〜顔面あり編 - 意拳のタマゴ!

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⑧ 地上最強のカラテ〜顔面あり編

当時、「地上最強」を標榜していたK会館には、今では信じられないほどの人数の若者が、続々と入門して参りました。

日々の稽古は、多忙な師範でなく、黒帯の先輩が(おそらく)カリキュラムに従って行っていました。
たまに師範から電話が掛かってきて、先輩が稽古メニューについての指示を受けていたこともありました。

このK会館に入門する前、ほんの少しだけ、伝統派の空手道場に通っていたのですが(詳しくは空手道入門その2.及びその3.参照)、その伝統派に比べて、約束組手や、今でいう「捌き」、自由組手(スパーリング)の稽古など、対人練習の割合が多かった印象を受けたのを覚えています。

それに、組手をする時の「構え」。

最初に所属していた伝統派の道場では、拳を握り、前手は肩の高さで相手に向け、後ろ手は水月の辺りを守るよう教えられました。

それに対し、このK会館H道場では、両手は拳を握らず開掌で構え、前手は相手のオデコに向け、後ろ手で顔面をカバーするよう指導されました。

今でこそ、それぞれのルールや思想があり、構えなども変化するのは理解できるのですが、当時の私にとってはそんな考えが浮かぶはずもなく、その現代的なスタイルのカラテを学ぶことが出来ることに、ただただ嬉々としていたものでした。

世間一般の平均的な格闘技オタクの印象からすれば、現在の「K会館」といえば、手技による顔面攻撃なしのルールで、「そんなのあり得へんやろ」というくらい、お互いが接近して打ち合うイメージがあるかもしれませんが、私が通っていた道場では、通常の組手は「掌」による顔面攻撃ありで行われていました。

当時は、今のように老若男女を問わず空手の各種大会が広く開催されるような時代ではなく、「大会」といえば、鬼のように強い黒帯の先輩たちの中でも、更に選ばれたヒーロー、

ガンダム


イカツイところでは、かなり古いですが、マグマ大使の悪役「ゴア」・・・(若い人、分からなかったらゴメンナサイ)

ゴア

・・・・のような、とても同じ人類とは思えない、強者のみが参加するものであって、我々一般の道場生にとっては遥か遠い世界の出来事なのでした。

人類


道場での自由組手は大会のルールではなく、通常、この「顔面掌底あり」のルールで行われていましたから、現在、一般に認識されている「K空手」の組手スタイルとは随分、違っていたと思います。

たまには大会用の、いわゆる「フルコン」ルールでの組手も行われていましたが、当時から骨細の、どちらかというと華奢な体格の私にとっては、肉弾戦の様相を呈する顔面なしのフルコンスタイルは苦手で、相手の突きを鳩尾に喰らい息が出来なくなって床をのたうち回るなどという楽しい経験を何度もさせて頂き、今思い出しても、「痛い」とか「苦しい」とかいった嫌な思い出は、万に一つもありません

いつもの顔面掌底ありの組手は、たまにクチビルを切ったり鼻血が出たりもしましたが、鼻血などというものは、エッチな本(当時は「ビニ本」とか、ボカシなしのものは「裏本」といって、大変な貴重品であった)

当局の厳重な指導により、ここに画像は掲載できません。
18禁

を読んだりしても出るものなので、鳩尾にパンチを喰らって息が出来なくなるのに比べれば、まだまだマシなものなのでした。

ホントはきっと、まだ最年少でクソ弱かった私に、先輩方が手加減してくれていたのでしょうが。。。

とにかく、このK会館H道場での空手が、一時、空手から離れ、社会人となって他流派で空手を再開したあとも、私の「武術」に対する考え方の一つの大きな基準になっており、冗談抜きで、感謝しています。

同じように、せっかく天から頂いた今の武縁も無駄にしないよう、「仏作って魂入れず」にならないような練習を心掛けなければイカンですね。

仏像


まだまだ続きますよー


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