丹田! - 意拳のタマゴ!

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丹田!

意拳とは、今さら末端の私ごときが言うまでもなく、王薌齋(おう こうさい)先生(1886-1963)が近代に創始した新しい拳術です。

師匠によれば、意拳では、他の中国武術でいうところの「丹田」という概念はないそうですが、この丹田(下丹田、中丹田)の意識というのは身体操作を行う上で、非常に重要なもののようです。

事実、最近の練習会においても、必ずといっていいほど、この「丹田」を使った練習が行われます。

知っている人には今さらジロー(この言い回しが分かる人は何%いるか・・・トホホ)なのですが、下丹田とは、臍の下三寸ほどの所にあるとも言われていますね。

また「中丹田」は胸の中央にあると言われており、これらを意識的に使ってやることで、腕などの身体の末節部分を動かすわけです。

例えば、水をかき分けるように腕を交互に大きく回す動作。

澤井先生の太気拳では「練り」と呼ばれているものだと思うんですが(違ってたらゴメンナサイ)、例えばこれを行うとき、中丹田または下丹田を回転させることで、結果として腕も回転するようになります。

超初心者のそしりを免れない私は、これまでは中丹田あるいは下丹田のみを単体で回転させることにより行っていましたが、師匠が私の体に触れて回転の方向を誘導し、その誘導に従って動いてみると・・・

ん?中丹田と下丹田が連動して動き出し、これまでよりも明らかに力強く回転するようになったではありませんか!

ちょっと表現が上手く出来ないのですが、まるで下丹田と中丹田が紐かチェーンのようなもので繋がれており、同時に回転している感じでしょうか。

意拳を含め、多くの武術に精通している師匠に指導して頂けるというのは有難いことです。

また、丹田だけでなく、膝と股関節を同時に回転させたり、背骨を撓らせるような動きもあり、これらを組み合わせて同調させる感覚も、少しずつ分かってきました。

これまでは腕や肩などに偏っていた負荷が、これら多数のパーツに分散されていくというか、逆に多数のパーツにより体の末節部分を動かしているというか、とにかく不思議な感覚です。

ただですねー、一人では出来る動きも、推手など相手を付けると途端に元に戻ってしまい・・・


何よりも思う存分、対人練習が出来るように、早くテニス肘を治すのが先決ですね。


お読み頂き、ありがとうございます。
丹田を理解したい方はクリックしてみて下さい。(by Sin)

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コメント
非公開コメント

興味深い

お話ですね。

可能ならば、お時間のある時にでも、もう少し詳しい解説をして頂けると有り難いです。

2015-05-24 20:27 │ from 早乙女玄馬URL

早乙女玄馬様

こんにちは!
初めまして・・・というか、早乙女様のブログはこれまでにも何回か拝読させて頂いております。
私のような初心者と違い、経験も見識も深い方からコメント頂き、恐縮しております。
さて、丹田のお話なんですが、これは勿論、意拳のものではなく、太極拳のものだと聞いております。
流派名も聞いたような気がするのですが、陳式?孫式?如意混元?だったか、師匠から聞いた記憶はあるのですが忘れてしまいました(汗;)元々、意拳以外の拳法の伝承とかには余り興味がないので><スミマセン

下丹田と中丹田が連動する感覚は・・・下丹田と中丹田が、それぞれ紐かチェーンで連結されて連動して動く感じなんですが、そのチェーンはちょうど8の字に掛けられているというか・・

感覚って、伝えるのが困難で困ります(笑)

これに懲りず、今後もコメントお待ちしております。

2015-05-24 22:45 │ from SinURL Edit

ご返事ありがとうございます

私のブログに来て頂いたことがあったんですねぇ。開設当時はどんなフログの管理人さんが訪問しているか時々チェックしていたのですが、根が無精なので一ヶ月ももたずにやめてしまいました(^_^;)。

おそらくShin様の方が武術家としての実力とキャリアでは私を上回っていると思います。

戴氏心意拳をお教えしている時、初めは「胸を凹まして、腹を丸くしてください」と要求しているのですが、ある程度腹が丸くなって、丸くなった腹が戻る時、丹田が動く感覚がでてきたならば、「胸を凹まして、丹田を持ち上げてください」と要求を変えることがあります。

ご当人の感覚と私が手で触った感覚をたよりに丹田が動き始めているかどうかを判断して新しい要求を付け足しているのですが、実はこの「胸を凹まして、丹田を持ち上げてください」という要求は私の感覚にもとづいています。

ある程度の成果も上がり、自信も生まれているのですが、戴氏心意拳では(胸や丹田を含む)全ての節は回転しながら現れると説かれています。(もしお持ちでしたならば「戴氏心意六合拳 技撃精要」の63ページをご覧下さい。)

段階に応じて指導のポイントは幾つかあるのですが、学習されている方がさらに上の段階に進まれた時「胸の節を回転させ、下腹部の節(丹田)を回転させてください」と言うべきかどうか迷っておりました。

まだ、その段階まで進まれた方はいらっしゃらないのですが、いずれこのように指導すべきかどうかの結論がでていないので、何かのヒントが得られないかと思い、失礼を顧みず、質問させて頂きました。

ご返信を読んで「変な質問をしてしまったかなぁ」と少し後悔もしているのですが、そのような事情なので大目に見てください(^_^;)。

これをご縁に今後とも宜しくお願いいたします。

私同様、ブログを楽しみにされている方も多いと思います。

頑張ってください!!

2015-05-25 17:08 │ from 早乙女玄馬URL

迷い子

八卦掌を検索していたところ何故か意拳のブログに行き着いてしまった迷い子です。

内容が面白くて、一気に読んでしまいました。

ブログ内では謙遜しながらも、
その深い洞察力や、拳学の理解、良くも悪くも経験してきた出会いを自らの肥やしにされてきた管理人様の人柄が推察されます。

私は八卦が好きで、ひたすら練習しているのですが、なにか効果があったのかと問われると、
『肩凝りが治りました』位しか 思い付きません。

やはり、本を見ながらの独習には限界がありますね(笑)
当たり前か

ここ10年程の間に、
王向斎翁の名前が知れ渡り、一般の方々にも意拳を学習する方が増えた気が致します。

日本では八卦の人気があまりないのが少し淋しい気もしますが、
私は天性のあまのじゃくなのか、ひとりで細々と練習する日々が、仕事に追われる毎日の中で、唯一の楽しみであったりもします。

站椿をやり込むほどに蚊に喰われ、ムヒが手放せない日々を送っていますが、
そんな私の清涼剤であるこのブログを、どうか永く続けてください。
日々、楽しみにしております。

駄文失礼致しました。

敬具

2015-06-02 20:04 │ from 伽羅URL Edit

伽羅様

コメント、有難うございます!

中国武術に関しては本当に初心者なので、ちょっと買いかぶられすぎのような気がしないでもないですが(笑)

八卦掌で肩こりが治ったとのこと、万年肩こりの私には羨ましい限りです。


> 私は天性のあまのじゃくなのか、ひとりで細々と練習する日々が、仕事に追われる毎日の中で、唯一の楽しみであったりもします。

そうそう、日常生活の中に、さりげなく武術が同居できるのが中国武術の長所でもあると思います。
ハードに武術性を追求するもよし、養生として取り組むも良し・・・日本武道とはまた違った楽しみもありますよねえ


> 站椿をやり込むほどに蚊に喰われ、ムヒが手放せない日々を送っていますが

小心者の私は、站椿の最中に人の視線を感じると、未だにソワソワして落ち着きません。まだまだ覚悟が足りない・・・と反省している次第であります。


> そんな私の清涼剤であるこのブログを、どうか永く続けてください。

これ以上嬉しいコメントがあり得るでしょうか?!


本当にありがとうございます。
なんか、元気が出てきました。

これからも、練習に支障がない程度に綴っていきたいと思います。

今後も宜しくお願い致します。

2015-06-02 22:43 │ from SinURL Edit